Columnコラム

2019.09.12

ホッとコラム

1回5分でOK!
パパママキッズの3ポイントタッチング

赤ちゃんの時にベビーマッサージをしたことのあるママは多くなりましたね。
でも1歳近くになりなかなか思うように寝転んでマッサージをうけてくれなくなってきて、最近はほとんどしてない…というママも多いのではないでしょうか。

キッズになっても…いや、キッズになったからこそ、親子で『触れる』『タッチング』はとても大切です。
なぜなら子供たちは、ママに触れることで不安や緊張が軽くなり気持ちが安らぐことを、心と体で知っているから!

だから『触れる』だけでいいのです。
マッサージ…というと、手の動かし方や順番、圧の掛け方、揉み方など教わった通りにやらなければ…と思ってしまい、結果『どうやればいいのかわからない』『手順を忘れた』『本を見ながらではやりにくい』などで遠のいてしまうパパやママが多いのが現実です。

それはめっちゃもったいない!!!

そこで今回は、簡単な『なでるだけ』の3ポイントタッチングをお伝えします。

<効果は?>

『触れる』ことで脳内で『オキシトシン』が分泌し、心と体に作用します。
このホルモンは別名『愛情ホルモン』『幸せホルモン』『絆ホルモン』『信頼ホルモン』とも言われ、人と人とが生きていく上で大切な思いやりや自己肯定感などを育むことがわかっています。

特に今回は
・親子のコミュニケーション
・親子の情緒安定(不安や緊張の軽減、安心感)
を目的としてお伝えします。

<シチュエーションは?>
「マッサージして」とお願いされた時、リビングでくつろいでいる時、就寝前などなど…

・ゴロンとうつ伏せに寝っ転がって…(途中で寝ちゃうかも)
・パパ、ママの膝の上に座らせて…(向かい合わせでも、子供が背中を向けてでもOK)
など、ご自宅で、いつでもどこでもOKです。

<必要なモノは?>
パパの手、ママの手とわが子がいたら他は何もいりません。
(服を着てても、裸でも大丈夫です。)

<コツは?>
・手のひら全体で
・やさしく
・ゆっくり

これが親子の絆作りに大切な『触れるコツ』です。

マッサージではないので、圧をかけて揉んだりほぐしたりすることはありません。
また手順や手の動かし方など、難しく考える必要もありません!
そして、わが子が『これ、気持ちいい!』というタッチングだけでも大丈夫です。

ポイント1・背中

円を描きながらなでおろす
手のひら全体を使って、上(肩)から下(腰あたり)まで、クルクルと円を描きながらゆっくりなでましょう。(またはまっすぐなでおろす。)
お子さんの背中が小さければパパママは片手で、大きければ両手を使って、背中全体に触れましょう。

ポイント2・仙骨&おしり

円を描きながら温める
手のひら全体を使って、仙骨を中心にお尻全体を円を描きながらゆっくりと温めるようになでましょう。
【仙骨とは…】
お尻の尾てい骨の上にある平らになっている部分が仙骨です。(パパママは、尾てい骨に中指をあてて手のひらのあたりが仙骨です。)
上半身を支える土台であり身体を動かす際の『中心部』として機能しており、温めることでリラックス効果も高まります。

ポイント3・肩から腕

肩から二の腕をなでおろす
肩を手のひら全体で包み込み、そのままゆっくり二の腕までなでおろします。
(時々きゅっきゅっきゅっとリズミカルに、腕を優しくつかみながら手を移動させても気持ちいいですよ。)

最後に…
パパママの腕で、わが子をぎゅーっと抱きしめて終わりです!

<まとめ>
「気持ち良かったよー」ってわが子に言われたら、うれしいですよね。でもお子さんによっては、口で上手に表現することがまだおぼつかない、恥ずかしくて言えない…なんてこともあるでしょう。
「どうだった?」「気持ち良かった?」って感想を聞きたいパパママもいらっしゃると思います。
でもね、聞かなくてもわかるんです。

途中で寝てしまった、後日「ママ(orパパ)、またマッサージして…」って言われたら、それはもう「気持ちよかった」と言っているのと同じことなんです!
またはパパママが「マッサージしようか?」と声をかけたとき喜んで背中を向けたら、それも同じことです。

パパママに触れられることで、わが子は気持ちが安らぎ、丸ごと受け入れてもらえてると思えるのです。
ぜひ無理せず、わが子のリクエストに答えられるときは、3ポイントタッチングしてあげてくださいね。

そして最近の研究で、『マッサージされる人』より愛情をもって『マッサージする人』の方がオキシトシンが多く分泌する、という結果が出ています。
ということは、わが子のためにこの3ポイントタッチングをしていると思っているパパママにも、十分にオキシトシンが分泌し、ストレスホルモンを減らすことができ、情緒も安定するのです。

『触れる』『タッチング』に難しい考えはいりません。また年齢、性別も関係ありません。

たまにはわが子にタッチングしてもらうのもアリです!!!
ぜひ親子でたくさん触れあってくださいね。


抱っこ育児・ママ起業支援for-mom
藤野 ゆか
<ブログ>https://ameblo.jp/for-mom/
<サイト>https://www.for-mom.jp/


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